Too Young To Die 感想【ネタバレ気味】
映画、それも埋もれた名作とかでなく公開したばかりの新作映画「Too Young To Die」です。
散々テンポよくふざけ倒して、その笑いのセンスもたまらないところ攻めてくるくせに最後はちゃんと主人公の願いや目的を最高の形ではないかもしれないけれど叶えてくれる限りなくハッピーに近いエンドと、この愛すべき登場人物に会えないっていう切なさを残すの、もうやめない?
クドカンドラマが終わるたびに切なさを味わうのだけれど、今回の映画はほんの2時間ちょっとだったのにもう寂しかった。みんな愛すべきキャラばかりでした。そして豪華。
なにより長瀬が愛おしかったです。あの鬼メイクも似合うけれど生前の根暗の姿も似合ってた。地獄農業高校の軽音楽部顧問ことキラーKってもう面白すぎないか?
映画はこうでなくちゃとかそういう型がなくてどこまでも自由で羨ましいっておっしゃっていて、本当に今作もそんな感じでした。
とても自由で、彼の頭の中に生まれた世界を、彼が面白いと思うものを、そのまま表現しているようで、終わりが全くわからなかったし展開も読めなかったし。ずーーーーーっとふざけてふざけてふざけまくって、散々笑わせておいて、最後の最後に主人公がずっと心の中にあったテーマに触れて終わるの。
あんまりネタバレしてもあれなんですが、主人公の夢が叶い、それがアップで映し出され、青空にクスリと笑える種明しが映ってエンディングでした。ちょっともう揺さぶられました。
そんなこんなでToo Young To Die とってもおすすめです。
最近は映画離れが激しいので、早く金曜ロードショーかなんかで放送されてみんなこの作品の魅力に気づいてくださいー!